パワーハラスメントとは
パワーハラスメントの定義
職場のパワーハラスメントとは、「同じ職場で働く者に対して、職務上の地位や人間関係などの職場内の優位性を背景に、業務の適正な範囲を超えて、精神的・身体的苦痛を与える又は職場環境を悪化させる行為」です。
■ 職場での優位性
・先輩・後輩間や同僚間、さらには部下から上司に対して行われるものもあり
・人間関係や専門知識、経験などの様々な優位性が含まれる
■ 業務の適正な範囲
・業務上必要な指示や注意・指導が行われている場合は該当しない
職場のパワーハラスメントの６類型
職場のパワーハラスメントについて、裁判例や個別労働関係紛類型を典型例として整理したもの。
なお、これらは職場のパワーハラスメントに当たりうる行為のすべてについて、網羅するものではない。
①身体的な攻撃
暴行・傷害
②精神的な攻撃
脅迫・名誉毀損・侮辱・ひどい暴言
③人間関係からの切り離し
隔離・仲間外し・無視
④過大な要求
業務上明らかに不要なことや遂行不可能なことの強制、仕事の妨害
⑤過小な要求
業務上の合理性なく、能力や経験とかけ離れた程度の低い仕事を命じることや仕事を与えないこと
⑥個の侵害
私的なことに過度に立ち入ること
厚生労働省
職場のいじめ・嫌がらせ問題に関する円卓会議ワーキング・グループ報告
https://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/2r98520000021i2v.html