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【よむらの労働関連情報 2017.5.30 No.4】

2017/11/20

□□❒=【よむらの労働関連情報 2017.5.30 No.4】=□□❒
「よむらの労働関連情報」始めます。ご覧頂ければ幸いです。(月1、2回程度配信したいと思います)
下記の記事関してご意見のある方、その他のご意見などはメールで連絡願います。
以下の▲は私の意見です。
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【注目のニュース】
◯従業員500人以下の会社で週20時間以上働く方、労使で合意すれば、4/1から社会保険に加入できるようになっています。
http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/2810tekiyoukakudai/

◯5/11労働法令違反の企業名公表 厚労省、334件
社員に違法な残業をさせた疑いで書類送検された電通やパナソニック、労災事故を報告しなかった疑いで書類送検された日本郵便など大企業も含まれる。
http://www.nikkei.com/article/DGXLASDG10H8W_R10C17A5CR0000/
http://www.mhlw.go.jp/kinkyu/dl/170510-01.pdf
▲労働安全衛生法違反が多いです。多分事故が起こった後、送検されたものでしょう。

◯5/18大企業の残業時間、公表義務付け 厚労省が20年メド
労働法制では大企業とみなされる従業員数301人以上の約1万5千社が対象。従業員300人以下の中小企業については罰則を伴わない「努力義務」
http://www.nikkei.com/article/DGXLASDF17H09_X10C17A5MM8000/

◯5/26シュレッダー係の男性、復職=アリさん引越社訴訟で和解
「アリさんマーク」で知られる引越社関東(東京)の男性社員(35)が営業職からシュレッダー係へ不当に異動させられ、同社に地位確認などを求めた訴訟は24日、東京地裁(吉田徹裁判長)で和解が成立した。
http://www.jiji.com/jc/article?k=2017052401051&g=soc

【国・行政・立法】
◯5/8労働基準監督業務の民間活用タスクフォース(内閣府規制改革会議)とりまとめ
http://www8.cao.go.jp/kisei-kaikaku/suishin/meeting/wg/roudou/20170508/170508roudou01.pdf
記者会見で大田弘子氏は、民間事業者はどういう業者を想定しているのとの記者からの質問に対して社会保険労務士や企業で長く労務担当をやって来られた方を雇っている一般の事業者で、業種は問はず、これを一般競争入札で選ぶことになると述べました。
▲第1回のタスクフォースで下記のようなことが書かれていますので、私も関係した駐車違反の取り締まり業務のような形になるようです。
・ 特別法で公務員と同じ権利義務を民間事業者にも義務付け
・ 民間事業者の守秘義務、公正な監査
・ 民間事業者による監査への妨害行為には業務執行妨害の適用
(注)駐車違反の取締り業務における民間事業者の活用(道路交通法の 2006 年改正)、官民協働による刑務所の整備・運営(競争の導入による公共サービスの改革に関する法律の 2009 年改正)の前例。

◯5/22透明かつ公正な労働紛争解決システム等の在り方に関する検討会
解雇無効時における金銭救済制度や個別労働紛争解決システムの改善について検討がされています。
金銭解決制度は、裁判所が解雇無効だという判断をした場合に、当事者の申し立てに基づいて、裁判所の判決によって金銭給付と労働契約を終了させる制度ということです。そして、当事者の申立について、使用者に認めるかどうかについては、労働者側委員は、「解雇後に使用者に再度解雇を認めることとなり、使用者側に、二の矢を放つこととなるような解雇権を与える」ことになり「使用者申立制度については今回は断念すべき」との意見も出ており、労働者の申立が原則との意見が多いようです。

終盤であり報告書(案)が提示されましたが、いろんな意見を併記する形で作られています。
http://www.mhlw.go.jp/file/05-Shingikai-11201000-Roudoukijunkyoku-Soumuka/0000165565.pdf

『日本再興戦略』改訂 2015」(平成 27 年 6 月 30 日閣議決定)及び「規制改革実施計画」(同日閣議決定)に基づき、透明かつ公正・客観的でグローバルにも通用する紛争解決システム等の構築が提唱され、これを受けて、厚生労働省の「透明かつ公正な労働紛争解決システム等の在り方に関する検討会」で報告書が作成され、この報告書をふまえて、同じく厚生労働省の労働政策審議会で法制化の検討がされる予定です。

【セミナー・集会】
◯労働契約等解説セミナー(厚生労働省、委託先:東京海上日動リスクコンサルティング)無料
場所、日程、申し込みは下記HP
http://www.tokiorisk.co.jp/seminar/201704.html

◯平成29(2017)年度(第65回)大阪労働大学講座(エルおおさか) 6/14から
前期20回(30,000円)、後期20回(30,000円) 大学の先生による講座
http://www.l-osaka.or.jp/ork/pages/pageA.html

◯まともな働き方の実現!〜安倍式働き方改革のウソ・マコト 法律団体共済集会
6/16(金) 18:30 エル・おおさか(南ホール) 参加無料・申込不要
https://docs.wixstatic.com/ugd/68e83b_3df0f30062d74ab1872c601a7f89b0f6.pdf
▲上記集会パンフレット裏面に「まともな働き方」を実現すると記載されていますが、「まともな働き方」とは、なんぞやというコンセンサスも必要なのではと思います。
参考資料は、「よむらの労働関連情報 No.1」でも引用しましたが、「働き方改革実行計画」と工程表です。
・働き方改革実行計画(本文)  http://www.kantei.go.jp/jp/headline/pdf/20170328/01.pdf
・働き方改革実行計画(工程表) http://www.kantei.go.jp/jp/headline/pdf/20170328/02.pdf

【その他】
○放送大学「雇用社会と法」を聞いてみました。
インターネットラジオ「radiko」で聞けます。(毎週月曜日 19:00〜19:45)また、「radikoタイムフリー」で1週間まえの放送も聞けます。
第3回の学習ノートを追加しました。
http://yomura.sakura.ne.jp/2017/05/08/employment_society_and_law/

【▲知らなかった言葉】
◯ムーアの法則
半導体の集積密度は2年で倍増し、チップは処理能力が2倍となるという法則

しかし、回路幅に限界が来てムーアの法則が実現できなくなると言われているようです。
2021年までにトランジスターをこれ以上小さくすることが経済的に非効率になると予測されている(米国半導体工業会(SIA)が発表したレポート「国際半導体技術ロードマップ」(ITRS)による
https://japan.zdnet.com/article/35086658/

【よむらの労働問題解説】 今回は、新しい動画はありません。
Youtubeに動画をアップしています。 可能でしたら「チャネル登録」をお願い致します。
・5分でわかる「特別な事情と三六協定」    https://youtu.be/Blm_Kks_8_A
・5分でわかる「残業をなくする方法」  https://youtu.be/VVi5gfHPWRc
・「残業をなくする方法」があるって知っていますか?  https://youtu.be/ftCDG6qp76k

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★配信元
オフィス むらかみ オフィスむらかみの労働相談 責任者 村上洋一
メールアドレス  office.murasan@gmail.com
ホームページ   http://yomura.sakura.ne.jp
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