【よむらの労働関連情報 2017.7.12 No.6】
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「よむらの労働関連情報」始めます。ご覧頂ければ幸いです。(月1、2回程度配信したいと思います)
下記の記事関してご意見のある方、その他のご意見などはメールで連絡願います。
以下の▲は私の意見です。
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【注目のニュース】
◯6/23 組合費天引き訴訟取り下げへ=職員組合と和解-大阪・泉佐野市
全組合員を対象に事務手数料なしで天引きを再開
http://www.jiji.com/jc/article?k=2017062301003&g=soc
・下記アドレスに大阪府労委と大阪地裁、高裁の判決の要約が記載されている。
http://web.churoi.go.jp/mei/m11522.html
◯6/26「人並みに働き、楽しい生活をしたい」志向強まる/新入社員意識調査
日本生産性本部「職業のあり方研究会」と日本経済青年協議会は26日、2017年度新入社員を対象とした「働くことの意識」調査結果を発表した。「働く目的」は「楽しい生活をしたい」が42.6%で過去最高、「自分の能力をためす」は10.9%で過去最低。「若いうちは進んで苦労すべきか」は「好んで苦労することはない」が29.3%で過去最高。
http://activity.jpc-net.jp/detail/lrw/activity001510.html
◯6/27雇用保険の基本手当日額を変更/厚労省
厚生労働省は27日、雇用保険の基本手当日額を8月1日から変更すると公表した。
「賃金日額」の上・下限額の引上げなどを内容とする「雇用保険法等の一部を改正
する法律」の一部が8月1日に施行されること、また2016年度の平均給与額(毎月
決まって支給する給与の平均額)が2015年度比で約0.41%上昇したことに伴うもの。
【具体的な変更内容】
・基本手当日額の最高額の引上げ
基本手当日額の最高額は、年齢ごとに以下のようになります。
60 歳以上65歳未満
6,687 円 → 7,042円( +355 円)
45 歳以上60歳未満
7,775 円 → 8,205円( +430 円)
30 歳以上45歳未満
7,075 円 → 7,455円( +380 円)
30 歳未満
6,370 円 → 6,710円( +340 円)
・基本手当日額の最低額の引上げ
1,832 円 → 1,976円(+144円)
http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/0000168954.html
◯6/29提言「日本型雇用慣行の改革へのチャレンジ」を発表/同友会
経済同友会は29日、提言「生産性革新に向けた日本型雇用慣行の改革へのチャレンジ―未来志向の『足るを知る』サスティナブルな成長社会の実現―」を発表した。「日本人の根底にある考え方を踏まえた『日本の目指す姿』を展望、『日本型雇用慣行』の良い面は活かしつつ、どのように世界で伍していけるものに改革するかを企業事例を織り込みながら、具体的に提言する」としている。
https://www.doyukai.or.jp/policyproposals/articles/2017/170629a.html
◯6/30 平成28年度「過労死等の労災補償状況」を公表 厚労省
平成28年度の過重な仕事が原因で発症した脳・心臓疾患や、仕事による強いストレスなどが原因で発病した精神障害の状況の取りまとめ。今回は、過去6年分の裁量労働制対象者の認定件数も発表された。
・脳・心臓疾患 認定件数/請求件数 = 260件/825件 = 38.2%
・精神障害 認定件数/請求件数 = 498件/1586件 = 36.8%
http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/0000168672.html
◯7/7電通の労使協定「無効」 ずさんな労務管理の表れ
労使協定で定められた残業時間を超えて違法な残業を強いていたとして立件された電通本社が、労働組合と交わしていた労使協定(三六協定)が無効だったことが判明した。
http://www.sankei.com/life/news/170707/lif1707070039-n1.html
http://www.sankei.com/economy/news/170707/ecn1707070031-n1.html
▲これは、多くの企業ありうる問題です。過半数労働者代表についての問題を提起していきたいと思います。
◯7/10西日本高速を書類送検=過労自殺、違法残業の疑い―労基署
死亡前の14年10~12月に月約140時間の残業をしていた。労使協定では、繁忙期は月90時間までの残業が可能
http://www.jiji.com/jc/article?k=2017071000472&g=soc
【国・行政・立法】
◯第2回職場のパワーハラスメント防止対策についての検討会 厚生労働省
働き方改革実行計画(平成29年3月28日働き方改革実現会議決定)において、「職場のパワーハラスメント防止を強化するため、政府は労使関係者を交えた場で対策の検討を行う。」こととされた。これを受け、有識者と労使関係者からなる検討会を開催
http://www.mhlw.go.jp/stf/shingi/other-roudou.html?tid=445048
▲いろんな意見が出ているようです。「職場のいじめ・嫌がらせ問題に関する円卓会議ワーキング・グループ報告書」(平成24年1月30日)、
『職場のパワーハラスメントの予防・解決に向けた提言』(平成24年3月15日)を後退させないように議論して頂きたい。
第1回検討会での各委員の主な御意見 → http://www.mhlw.go.jp/file/05-Shingikai-11201000-Roudoukijunkyoku-Soumuka/0000170130.pdf
◯7/5無期転換ルールに関する情報を発信する「有期契約労働者の無期転換ポータルサイト」をリニューアルしました 厚労省
~問い合わせの多かった事項のQ&Aを追加など労働者向けの情報を拡充~
https://mhlw.lisaplusk.jp/jump.cgi?p=2&n=17
◯生産性向上国民運動推進協議会
「生産性向上国民運動推進協議会」を設立し、働き方改革とともに生産性向上のための改革と人づくりのための改革に一体的に着手していくと首相は述べています。
▲生産性向上の大政翼賛的な名称ですが、資本主義のシステムを前提にする限り、中小企業にとっては生産性の向上は必要なことですが、労働者にとっては向上分をどのように分配するかが大きな問題です。また生産性と働き方がどのように関わるのか、この協議会をどのように捉えていくかが必要です。
【▲知らなかった言葉】
◯イクボス
「イクボス」とは、男性の従業員や部下の育児参加に理解のある経営者や上司のことです。子育てに積極的に関わる男性をイクメンと呼ぶのに倣い、そのイクメンを職場で支援するために、部下の育児休業取得を促すなど、仕事と育児を両立しやすい環境の整備に努めるリーダーをイクボスと呼びます。
【よむらの労働問題解説】 今回も、新しい動画はありません。
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・5分でわかる「特別な事情と三六協定」 https://youtu.be/Blm_Kks_8_A
・5分でわかる「残業をなくする方法」 https://youtu.be/VVi5gfHPWRc
・「残業をなくする方法」があるって知っていますか? https://youtu.be/ftCDG6qp76k
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★配信元
オフィス むらかみ オフィスむらかみの労働相談 責任者 村上洋一
メールアドレス office.murasan@gmail.com
ホームページ http://yomura.sakura.ne.jp
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