労働組合結成の準備
まず、企業規模や全社的に結成するのかにもよります。少なくとも2〜3名の仲間が必要であり労組結成グループとか準備委員会とか名称はどうでも良いですが、定期的に集まります。PLAN,DO,CHECK,ACTIONで修正・確認しながらすすめましょう。
◯計画を立てよう(PLAN) 以下の内容を時系列で計画します
・準備委員会の約束事を決める
・結成日を決める
・結成日までに行うことを決める スケジューリング
・労働組合として、組合規約を作成する必要があり、その案を作る
・不当労働行為について勉強をしておく
・要求事項のまとめ・整理(賛同者を集めるときのおおよその案)
・賛同者、結成時に参加してくれそうな人、労働組合に批判的な人等、何段階かに区分する。従業員間の人間関係、使用者との繋がりの把握も必要
・役員案を検討
・組合費案
◯賛同者や支援者を集めよう(DO)
・賛同者を集めることが一番重要なこと
結成日との関係や、準備委員会の人数、会社の規模等により声をかけ始める時期の設定が重要であり、声をかける順序も大切、メール等ではなく直接会うことが大切
使用者や管理職に悟られないよう行動する必要がある
・要求事項について
・役員のお願い 準備委員会で決めた役員候補者へ
・当日の準備
・妨害に遭った場合の対処
・結成大会の内容
PLAN,DO ⇔ CHECK ⇒ PLAN,DOの変更(ACTION)
差し迫った問題がある場合、例えば企業の合併、会社解散、整理解雇、リストラ、希望退職の募集などの場合は、ゆっくりはしておれません。計画を立てよう(PLAN)については、少ない人数でも合併や解散等がわかった時点で速やかに計画と行動を行うことが大切です。少人数により組合を立ち上げて、交渉をしつつ働く人たちにアピールをしながら、組合員を獲得することが必要です。
2017/07/26