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【よむらの労働関連情報 2017.4.17 No.2】  

2017/11/20

□□❒=【よむらの労働関連情報 2017.4.17 No.2】=□□❒
「よむらの労働関連情報」始めます。ご覧頂ければ幸いです。(月1、2回程度配信したいと思います)
ご意見や配信を希望されない方は、メールで連絡願います。
以下の▲は私の意見です。
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【注目のニュース】
◯ヤマト運輸、労働時間管理を適正化とワークライフバランスの推進
4月16日より労働時間の管理を入退館管理システムに一本化するとともに、管理者と点呼執行者を増員し、社員が労働時間を正確に申告、管理できる環境を整え、社員がしっかりと休息を取れるよう、休憩時間中の携帯電話の転送などやインターバル制度の導入を進めることや、ワークライフバランスを推進するため、保育所等の設置や在宅勤務制度の導入を検討する。
▲すばらしいが、はやく実施に移してもらいたいですね。また、報道によれば「宅配最大手「ヤマト運輸」の労働組合が今年の春闘で、宅配便の引き受けを抑えるよう会社側に要求している」と言われていましたが、労組のHPには、2017年03月17日「 2017年『春季生活改善』交渉 妥結いたしました。」と書いているのみ、もう少し世間に労働組合の取組や成果も公表して欲しいですね。
http://www.yamato-hd.co.jp/news/h29/h29_07_01news.html

◯正社員間の格差、正規と非正規の格差はボーナスが指標では?!
3/31 経団連と東京経営者協会に加入の企業298社(回答率16.9%)のデータが公表されています。
約80%は、従業員500人以上の大企業です。
非管理職は、夏季749,673円、冬季730,183円,管理職は夏季1,475,382円 、 冬季1,384,574 円です。
▲私の近くでは、このような金額聞きませんね。大企業と中小企業、正規と非正規の格差を痛感します。
http://www.keidanren.or.jp/policy/2017/023.pdf

【国・行政・立法】
◯労働基準監督署と労働基準監督官のデータを調べてみました。

・労働基準監督年報
毎年、労働基準監督年報が発行されています。最新版には「労働基準法制定後第68回 の労働基準監督年報をここに公にする。本年報は平成27年の労働基準行政の活動状況を収録したものである。」と書かれています。
1年間の労働基準監督行政について書かれており(P1〜35)、その統計資料(P37〜95)が掲載されています。
http://www.mhlw.go.jp/bunya/roudoukijun/kantoku01/dl/27.pdf

・労働基準監督官に関する資料
労働基準監督官の業務と海外の監督官数、民間人材の活用状況などが記載されています。
http://www8.cao.go.jp/kisei-kaikaku/suishin/meeting/wg/roudou/20170406/170406roudou06.pdf
この資料は、前回のメール情報で掲載した「労働基準監督業務の民間活用タスクフォース」の2017/4/6の資料です。

◯日本経済再生本部(安倍首相:議長)での議論
目的:円高・デフレから脱却し強い経済を取り戻すため、政府一体となって、必要な経済対策を講じるとともに成長戦略を実現
http://www.kantei.go.jp/jp/singi/keizaisaisei/miraitoshikaigi/index.html
▲いろいろな、会議や会合がありますが、「第4次産業革命 人材育成推進会議」というものを見てみましょう。ITに力を入れて人材について言及して、いますが、工業高校、専門高校が置いてきぼりになっています。
どのような社会を目指しているのでしょうか?
「働き方の未来2035」を読んでみないとダメですね。
http://www.mhlw.go.jp/file/05-Shingikai-12601000-Seisakutoukatsukan-Sanjikanshitsu_Shakaihoshoutantou/0000132302.pdf

◯厚生労働者が労働法のパンフレット
それぞれ数年前から作成されており、改訂もなされているようです。

・『知って役立つ労働法~働くときに必要な基礎知識~』
http://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-12600000-Seisakutoukatsukan/0000122726.pdf

・『これってあり?まんが 知って役立つ労働法Q&A』
http://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-12600000-Seisakutoukatsukan/0000080504.pdf

・知っておきたい 働くときのルールについて
http://www.mhlw.go.jp/new-info/kobetu/roudou/gyousei/dl/rule.pdf

【その他】
◯介護人材を活かす取組―キャリアアップと賃金―
統計データを分析して、介護事業を行う事業所の賃金プロファイル(賃金カーブ)を明らかにしながら、有効な取組を整理して、これらが企業の取組、政策の立案へ反映されると介護労働者の確保、定着の推進に寄与するという研究(労働政策研究・研修機構で行われたもの)
http://www.jil.go.jp/institute/siryo/2017/190.html

・労働政策研究・研修機構とは
「労働政策の立案、実施、評価に役立つ実践的な調査研究を行い、将来にわたって労働政策関連での客観的で有用なデータやエビデンスを提供すること、また、研究と研修を連携して労働行政運営の中核となる行政職員の能力の向上を目指した研修を継続的に実施する」(HPより)
理事長 菅野 和夫(裁判・労働委員会等で引用される「労働法」(弘文堂)の著者)

◯放送大学「雇用社会と法」
労働法の勉強をしたい方にお薦めです。
15回で労働法の一通りをマスターするというものです。 放送大学ラジオ科目でありインターネットラジオ「Radiko」で聞けます。
月曜日19:00-19:45 です。現在第3回が終わったとこです。ゆとりの期間ということで、5月の連休(5月4日と5月5日)に12:00 から13:45の間に4回分(第1回~4回)放送されます。
テキストは、大阪のジュンク堂(堂島)と三宮のジュンク堂(地下ダイエー、 ミントの奥のビル7F)で税抜き、2600円です。

【▲知らなかった言葉】
◯第4次産業革命(Society5.0)
・第4次産業革命とSociety5.0の関係について
「Society5.0の実現に向けて、第4次産業革命の目覚ましい技術革新の成果を生産現場や実際の生活等に取り入れることが重要」(「第4次産業革命(Society5.0)・イノベーション」会合で事務局次長が述べています)
すなわち、第4次産業革命の目覚ましい技術革新の成果を生産現場や実際の生活に取り入れることによりSociety5.0(将来目指すべき社会)ができるということです。

・第4次産業革命=industory4.0とは何か?
ドイツ政府が推進する製造業の高度化を目指す戦略的プロジェクトであり、情報技術を駆使した製造業の革新の事を差し、全ての機器がインターネットによってつながり、またビッグデータを駆使しながら、機械同士が連携して動く事はもとより、機械と人とが連携して動くことにより、製造現場が最適化される
語源:第一次産業革命では水や蒸気を動力源とした機械を使った生産の事を指し、第二次産業革命では電気を使い機械を動かして分業の仕組みを取り入れたことにより大量生産(マス・プロダクション)が可能となり、そして第三次産業革命ではコンピュータ制御(プログラマブルロジックコントローラ)により生産工程の自動化(コンピュータ統合生産)が実現された。インダストリー4.0はそれに続く「第四次産業革命」(ウイキペディア)

・Society5.0
超スマート社会(およびそれを目指す取り組み全体)の名称
「必要なもの・サービスを,必要な人に,必要な時に,必要なだけ提供し,社会の様々なニーズにきめ細かに対応でき,あらゆる人が質の高いサービスを受けられ,年齢,性別,地域,言語といった様々な違いを乗り越え,活き活きと快適に暮らすことのできる社会」(▲共産主義のような社会か?) (第5期科学技術基本計画(平成28~平成32年度))
http://www.orsj.or.jp/archive2/or61-9/or61_9_568.pdf
http://www8.cao.go.jp/cstp/kihonkeikaku/5gaiyo.pdf

【よむらの労働問題解説】
Youtubeに動画をアップしました。 可能でしたら「チャネル登録」をお願い致します。
・5分でわかる「特別な事情と三六協定」    https://youtu.be/Blm_Kks_8_A
・5分でわかる「残業をなくする方法」  https://youtu.be/VVi5gfHPWRc
・「残業をなくする方法」があるって知っていますか?  https://youtu.be/ftCDG6qp76k

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★配信元
オフィス むらかみ オフィスむらかみの労働相談 責任者 村上洋一
メールアドレス  office.murasan@gmail.com
ホームページ   http://yomura.sakura.ne.jp
・配信不要な方は、上記アドレスまでメールで連絡願います。
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